薬剤師試験の概要

薬剤師の受験資格

薬剤師にあるためには、薬全般の知識を持たなくてはいけません。
私たちの日常生活で病気の治療や健康維持のためにも薬は欠かせないものになっています。
その薬を処方してもらうまでには、多くの人が携わっています。

薬を開発し製品化する製薬メーカー、その薬を医師が判断して処方し、最終的には処方箋をもとに薬剤師が患者さんに受け渡します。
多くの人の手によって作られた薬を正しく使用してもらうためにも薬剤師の役目は重要です。

どれだけいい薬でも用法と容量を間違って使用してしまうと思ったような効果が期待できません。
薬剤師が飲み方の注意点や飲みやすい方法などをアドバイスし、問題なく飲み続けることで安心して薬を飲むことができます。

薬剤師になるためには、6年制の薬学部を卒業する必要があります。
かつては4年制の大学と2年制の大学院の両方を卒業した場合でも受験資格を得ることができました。
しかし平成18年からは6年制の薬学部を卒業しなくては受験資格を得られなくなりました。

試験内容と合格率

6年制の薬学部を無事卒業もしくは卒業見込みの人だけが、年に一度行われる薬剤師試験の受験資格を得ることができます。
しっかりと6年間学校の授業を受け、理解できていれば合格確率は高いといわれています。

具体的には2013年までは受験者の約8割が合格することができていました。
その翌年には合格率が60%と一気に低下してしまいました。
6年制にしたことで学力の低下したのではという意見もあります。

試験はすべて筆記試験のみですが、必須問題と一般問題に分かれて出題されています。
どそれぞれ合格ラインが決まっていてそれをクリアしつつ、全体の合格欄もクリアしなくてはいけません。

必須問題が90問、薬学理論に関する一般問題が105問、薬学実践に関する一般問題が150問あり、合計350問答えなくてはいけません。

必須問題に関しては、正解率が70%以上必要です。
あらに必須問題に関しては、7科目に分かれて出題されています。
その科目すべてにおいて30%以上の正解率が必要です。

一般問題に関しては全科目がそれぞれ35%以上の正解率が必要でした。
それが今では撤廃され、全体で65%以上の正解率が合格ラインといわれています。

試験の日程

薬剤師の試験は他の試験と異なり筆記試験を二日間に分けて行います。
一日目の最初は必須問題を90分間で90問回答しなくてはいけません。
午後からは、生物や物理などの薬学倫理問題を150分で90問解く必要があります。
一日目の最後には、薬剤や薬物治療に関する一般問題を115分で45問回答します。

二日目には薬学実践問題を2つの分野に分け試験が行われます。
二日とも朝9時半から18時までと長時間試験を受け続けることになります。

毎年2月の下旬もしくは3月の上旬に試験が行われ、就職の際に資格があることが前提になっているため、三月の下旬には合否が出るようになっています。